きのこ杖
きのこ狩り・・・
逃げない、そもそも動かないモノを狩るって!
まあイチゴ狩りなんてもっとプププだけど。
きのこ狩り(採り)には、杖が必要。
地面や低い位置に生えているきのこは、草木の陰に隠れている場合が多くて、
ありそうな場所では、杖で草を退けてチェック。
それと、急な斜面は文字通り杖、ストックとして使うのだけど、
背よりも高い、チシマザサの中を藪こぎするときには、
杖を両手で水平にして持ち、藪を押し退けながら笹の海の中をススム。
山用のストックでも良いのだけど(それの方がカッコイイし・・・)
しかし、無くすのである。
以下こんな感じ
あ、きのこだヤッター!
ストックを地面に突き刺し、きのこを採集。
辺りにもっと無いかキョロキョロ。
また見つけた!
また辺りをキョロキョロ、ないなぁ・・・
あっちへ行ってみよう!
道無き道を藪こぎで進むきのこ狩り、中々元の場所へは戻れないのである。
そんでもって、杖は現地調達。
鉈や鋸を持って行けば、材料はいくらだってある。
そうして一日中持って歩いた棒っきれだが手になじんで愛着が湧く。
そんな中の何本かを持って帰って削ったり磨いたり・・・
左のはたぶん樺、ヤマザクラ。固くてやや重い。
右の二本は同じ材質、非常に目が詰まっていて硬いが軽い。
年輪を数えてみるとこの細さで20輪ほどもある。
沢沿いで拾ったのでヤナギかもしれない。
このヤマザクラの杖、
骨のようにごつごつと節くれ立っていて、手元で良い具合に曲がり迫力がある。
柿渋を塗り重ねた質感は、何十年も使い込んだ風情がある。
子供に見せると皆口をそろえて、魔法使いの杖だ!という。
しかしコレ、あまりにも気に入ってしまい、
無くしたくないのできのこ狩りでは使えない、
本末転倒┐(´д`)┌
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コメント
まじこれ拾って磨いたのっ Σ( ゜Д゜)!
すげぇ〜っ! デパートで2、3万の値段がついてても
な〜んにも不思議に思わないくらい貫禄ありますね。
今から老後の準備万端じゃんっ♪( ̄▽ ̄)
投稿: Mにぃ | 2010年8月28日 (土) 15時45分
Mにぃ様
いやいや!
こんなん持って街歩いてたら、まほーつかいだーって
気味悪がられますがな!
山持ってくとすげーっていわれるけど・・・
磨きフェチって分野があるとしたら、おいらそれでゲス!
投稿: bon | 2010年8月28日 (土) 19時05分